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Medical office

現場のプロに聞いてみた、女性に人気の「医療事務」の仕事内容って?

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正社員、パート、派遣社員と雇用形態が様々で、働きやすいと女性に人気の「医療事務」ですが、これから働いてみたい!と思っている方のために、現場経験34年の医療事務のスペシャリストに気になることを色々質問してみました。

Q1.医療事務のお仕事の1日の流れは?

Q2.資格は必要なの?

Q3.未経験でも医療事務の仕事ってできるの?

Q4.子育てしながらでも働けますか?

Q5.働く場所はどんなところ?

Q6.医療事務の仕事のホンネ「いいところ&大変なところ」

 

 

 

Q1.医療事務のお仕事の1日の流れは?

医療事務員さんのお仕事は朝は院内清掃から始まって、診療の準備があります。診療時間が始まったら患者様がお見えになるので、受付とかカルテを出したり、その方の診察の準備をするのも事務員さんの仕事です。
あとは患者様の診察、治療が終わったらカルテは事務員さんのところに戻ってくるので、診療報酬といってその日にかかった診察代とかお薬が出たのであれば、その計算などをしてその日に患者様からお支払い頂く計算業務を行います。いわゆる受付会計業務です。それが主な一日の流れ。
後は診療時間が終了したら、朝と同じで院内清掃、簡単な片付け、それとそこのスタッフ間での情報のやり取り、業務の確認をします。
ただもう一つ大切な仕事があって、月単位で月の終わり位から翌月の初めにかけて患者様一人一人に対して存在するカルテを元にその月に掛かった全ての診療報酬を、レセプトという法律で決められた書類に書き込んでいく作業があります。それをレセプト作成業務といいます。
それを最終的に診査を担当する公的な機関があるので、そこに提出をして審査を受けて最終的には患者様からお支払い頂いた以外のお金、全体の診療報酬から換算した一部負担金の残りの部分を、さっき言ったレセプトで患者様が加入されている健康保険組合から支払いを受ける。これを保険請求業務といいます。

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Q2.資格は必要なの?

医療事務の資格はけっこう種類がありますが、今のところ国家資格ではありません。言い換えれば全て認定資格という位置付けになります。現在の日本の状況からみると、医療事務員さんの認定資格だけではなく、全体的に“資格の社会”という感じになっているので、医療事務員さんを目指す人であれば求人を見て、受けたいな就職したいなというところを選定して求職活動をしていきますが、今度その履歴書を受け取った医療機関の人から見ると、認定資格ではありますが、「あ、この人は医療事務で必要な基礎的なお勉強はちゃんと受けた人なんだな」というのが医療事務検定の資格を持っているということで読み取ってもらえます。資格は無いよりはあった方が断然有利です。
あと、良く質問を受けるのがパソコンスキルについてですが、病院・クリニックに関係なく、現在約92%の医療機関が電子カルテを導入しており、様々な機器が電子化されているので、ある程度のパソコンスキルは必要です。例えば、電子カルテにしてもその多くはタイピングでの入力です。また、ワードやエクセルがある程度できるのであれば、電子カルテの操作を覚える基本的なスキルに問題はないでしょう。それ以外にもクリニックなどでは、「患者様の統計を出したい」「クリニック内の貼り紙を作って欲しい」などという医療事務の仕事以外の要望もあるかもしれないので、パソコンの基本操作はできた方が良いですね。

Q3.未経験でも医療事務の仕事ってできるの?

医療機関の求人に、「経験者ならなお優遇」とよく見受けられるんですが、もとを正せば医療事務員さんになった初日から経験者というのは存在しない。いわゆるすべての医療事務員さんは全員未経験からスタートしているということなので、全然問題はないと思います。ただ、覚えようという気持ちと、実行力、あと周りの先輩事務員さんのフォローとかサポートとか指導を受ける環境があれば未経験でも何ら問題ないです。

Q4.子育てしながらでも働けますか?

例えば医療事務員さんとして就職をしてその時独身の方が結婚をされて、そこの医療機関で産休制度があったら産休制度を利用して、休職された後に、子どもさんのことが落ち着いた時期にまた、お仕事復帰することもできるし、また、子育てをしながら医療事務員さんとしてのお仕事も特に問題はないと思います。雇用形態も様々なので自分の状況にあわせて働くことができますよ。

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Q5.働く場所はどんなところ?

働く場所についてですが、医療事務の認定資格を取れば主だっては医療機関が多いですが、あえてもう一つ言うとすると、市役所とか県庁の中にレセプトを点検する部署というのがあります。そこで時折求人が出たりするので、最低限な資格的なスキルというのは「医療事務資格がある方」というのがあります。

Q6.医療事務の仕事のホンネ「いいところ&大変なところ」

大変なところは、患者様は病気等のケアのため不安だらけで来られるので、医療機関の人という見方でけっこう患者様は事務員さんに話しかけてくる方もいらっしゃるので、治療とか専門的なことを聞かれることもあったりします。あとはこれは仕事の種類は関係ないとは思うのですが、お金のやり取りをお客様とする仕事に共通することとして、会計にミスがあっては絶対にいけません。信頼関係を損ねてしまいます。あえて言えば大変なことはその2点です。
医療事務のお仕事のいいところというのは、医療機関に来られる患者様はご病気なりお怪我をされてこられる方が全てなので、その方が医療機関で初めて対面するのが医療事務員さんです。なのでその患者様の精神的な不安面を、素晴らしい接遇をすることによって少しでも和らげてあげる、取り除いてあげられるという点では、いいところだなと思います。
それともう一つは医療機関の医療従事者(医者、看護師、薬剤師、事務員等)全体の中の一人として、縁の下の力持ち的な立場ではあるけど、医療機関自体の運営にも携わることができ、立派な医療従事者として働くことができるというのは素晴らしいことだと思います。
最後に、医療事務員さんが素晴らしいお仕事だと思うのは、人の立場に立って物事を考えないといけないという絶対的なスキルを身につけることができるし、あとは、日本という我が国の医療制度を担う一員に確実になっているという面では制度を支える一員なので、他の職業にはない素晴らしお仕事だと思います。

2018年2月5日

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